つづき

 

 

まぁそんなかんじで

学校最終日が終わりました。

もうあの子たちに会えないと思うと寂しいな

これからどんな未来を歩むんだろう

可愛くて優しい子たち

既に厳しい人生を歩んでいて

これからの未来にも希望はないかもしれないけど

どうか絶望して自殺しないでほしい

アルコールに毒されて自分や人を傷つけないでほしい

 

無邪気に笑う笑顔の向こうに

何か隠れてる

 

助けてあげられたらいいのに

私に何ができるのかな？

 

 

この学校にいる半分の生徒が、母親の妊娠時のアルコール中毒によって知的障害を背負って生まれてきた子たちで

町にはそもそも学校に行ってない子たちもいる

ネイティブアメリカンはもともとアルコールを持ってなかったから、体がアルコールに対応できず

飲みはじめたらその９０％が中毒になってしまうそうです

中毒から抜け出すのは易しいことではなく

政府から支給される生活保護は人から働く意欲を奪い、

ただお酒のために使われて

今、この夜にもアルコールに浸かった親から暴力を受けてる子たちがいる

それでも親は親なのに、その理由で親と会えない子
まだ小さい自分もアルコールで正気を失ったりしてる子たちもいる

ネイティブアメリカンはカジノの経営が許されてるけど

そのせいでギャンブルに溺れる親も多くいる

子供に残されるのは貧しい生活。

 

この貧しい大地には仕事がなくて

この半年で何人も自殺してる
私がここに来るつい数日前にも誰か自殺したって。

健康衛生がわるくて

シラミがいるかもしれないからって

子どもの頭をなでてあげることもできない。

貧しいマイノリティとして差別も受ける
ちょっと大きな町に買い物に行くだけで警察に尾行されるって。

食生活も体に合わなくて

糖尿病が蔓延してる。

 

そんなところで生活してる子供たち 

夏休みになるのに

だれも嬉しそうじゃないように見えたのは気のせいじゃない。

 

帰る家は暖かくあるべきなのに

６歳の女の子が家は嫌いって話してた

 

母親はすぐそばにいるべきなのに

お母さんに会ったことある？

って聞いてきたり

 

いっぱい甘えてきたり

すごく些細なことで喜んだりするのは

たくさん悲しいことがあるからなんだろうな

 

大好きだから、お願いだから幸せになってほしいけど
どうしたらいいのかな