春の旅…テキサスの少年。

とにかくこういうタイトルにしたかったんです。だから分けたって言うのもあります。ちぐです。

はい、旅行１日目その２。

急に搭乗口が変更になったのでＣターミナルへ。

あ、そういえば
移動中、モノレールが思った以上に揺れて
ふらふらっとしたら
前に居た黒人さんのおじさんが、さっと手を差し伸べてくれたの！！
ちょーーーーーかっこよかったーーー！！！
すごい自然に差し伸べてくれたんだーー！！
やばいね！
王子様的だね！笑
まぁ、
アジア人な私は
知らない人の手とか
「うわぉっ」
って思っちゃうので
結局その手は取らなかったんだけどね。笑
でも、おじさんありがとう♪
そんな風に、知らない人にも自然にやさしくできるようになりたいね。

そんでー
その少年と出会ったのは、飛行機の中でした。
私が３人席の真ん中に座っていたら
その奥の、窓際の席に彼が座りに来たんです。
小さくって細い、小学生くらいの男の子。
「何歳なの？」と聞いてきて
そこから会話が始まりました。
アメリカの子どもと触れ合うチャンーーース！と思って
積極的に会話を続けてみました。

でも、なんか
衝撃だった…。

１２歳の男の子。
ゲームが好きな様子だったのですが
ＰＳＰを始めたと思ったら
そのゲームがやばい。
ロケーションはＮＹなのですが
もー
民間人、打ち放題。
パトカー奪う。
パトカー爆破する。
救急車も消防車も
奪える。
消火だってできちゃう。
ドラッグの取引も
ゲーム上で出来るようです。（ゲームの世界で、ね。）

うっわぁ
こっっっわーーーーーーーー！！！！

「これは警察襲っちゃうから子供には禁止されてるゲームなんだよー」
と、彼は言っていたのですが
えぇーじゃああんたどうやって手に入れたのそれ。
そんなことも聞けない私はだめなおとなです。

彼はそれがbad gameであることは分かっているらしく
そのゲームについてどう思うか話してくれたのですが
理解できず。
funnyで済むんだろうか、あのゲーム。
てかなんでそんなゲームつくるのよ。おかしいでしょう。
老人を襲う機能はつけないでほしかった…。

しばらくそのゲームを鑑賞した後
どんな流れだったかわからないけど、今度は私のＰＣでマインスイーパーをやることに。
まぁ、爆弾は扱ってるけど
さっきのゲームに比べたら１００倍穏健。
なんかアメリカの飛行機の中でbomb bombって言うの結構気が引けたけど。
気に入ってくれたらしく、ひたすらマインスイーパー。
でも飽きてきたので
「本読むから、やってていいよ」
と言って寝落ちしました。

１時間くらいで起きました。
「また寝る？」
「うーん、どうしようかなー」
「寝るならいいんだけど、寝ちゃってさっきつまんなかったよー」
それを可愛いと思ってしまった自分はだめなおとな…
それからソリティアをし
ハーツをし
ちょいちょい会話をしたり
彼のお気に入りの曲を聞かせてもらったり
結局４時間中３時間弱は彼と遊んでました。

やー

心配。

あんなゲームして！！

まぁ、ただの
いたずらっこならいいんだけどね。
あのくらいの年頃って
そういうのにね
興味持ったりする頃じゃん、ちょうどね。
うん、わかるよ。

これから先、普通の道を歩んでくれれば
いいんだけどね…

なんかねー

そういう残酷なゲームをしながらも
窓の外、きらきら光る町を見て「きれいだと思わない？」って言ってきたり
お気に入りの歌を「いいね」って言うだけで、すごく純粋に、嬉しそうに笑ったり
すごーくかまって欲しそうにしたり
ね。

こどもってかわいいね。
大事にしなきゃいけないよー

ゲームはゲームで
現実じゃないってきっとだれもがわかってるけど
でもそれに時間を割いた分、どこかで
心にそれが影響されるんじゃないの？
そんなことない？
べつにそのゲームのせいで彼が犯罪を犯すって思ってるわけではないんだけど
ただ、そのゲームの内容の重さと
操作のあまりの簡単さと
それにあまりにも熱中する彼の
アンバランスさが
心配でした。

でもなんか、そういうものでも
人に見てもらって、会話しながらやりたいって感じだったから
きっと大丈夫だろうな。
おばちゃんの取り越し苦労ですね。


名前も聞かなかったなぁ
もう、死ぬまで二度と会わないんだろうな。

でもなんだか、彼がこれから
あのキラキラするような、ホントに純粋な笑顔を失わずに
素敵な人生を送ってくれたらいいのになって
思います。