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大学生のブログ。
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大学に入ってから、冬が来るのが怖かったです。

でも今年は、久しぶりに冬が楽しみです。

先の事まで考える余裕がある。それがどんなに幸せなことかって思います。


以下とても赤裸々で重いよ。

死とか病気とか血とかに耐性がない人は読んじゃダメw




去年の夏に親が病気になったって聞いた時

その場で取り乱したりはしなかったし

平気だって思ってた。

治るって信じてたし

本人の方がずっと辛いんだから、私が暗くなったり弱気になったりしちゃだめだと思った。

笑って大丈夫って言ったら逆に怖がられて、大事な人が離れてった。

手術が長引くのを待つのは怖かったし

痛い 痛いって苦しむのを見るのも怖かった

体から伸びているチューブに少しだけ血がたまっているのを見て不安になった。


ずっと一生とか 死とか 自立とかについて考えてた。

あと20年も30年も 親がうっとおしいとか言いながら生きていけると思ってたのに

そんなに長い時間は残されてないんだって思うと、

はやく一人で 親に頼らずにいられるようにならなきゃ

焦って焦って

結局何も、上手く考えられなかった

一生を長い目で見て考えてたけど

一生は一回しかないとか、一生は思うほど長くないとかっていう事実を目の当たりにすると

未来の事を考えたくなくなったし、先に希望を見いだせなくなった。

ホントはしっかりして 親に安心して欲しかったのに

どうして今なのって反発する気持ちをぶつけるばかりになった。

それでも家族はしっかり私を支えてくれたけど

やっぱり上手く考えられなくて。


とにかく不安だった。

何の保証もない世界で、常に不安を感じながら

自分の身を自分で守るためにきちんと武器を身につけて

生きていかなきゃいけないと思った。

それは確かに真理だけど

やっぱり何をするにも「できる」とか「大丈夫」とか思えないっていう

大きな欠陥があった。



最初に親の病気の事を打ち明けた人には

「大変だけど頑張って」って言われた。

「知り合いが不幸になるのはほっとけないしな」とも言われた。

不幸。

あぁ病気って不幸なことなんだ。病気の家族を持つのって不幸なことなんだ。

私って不幸なんだ。

そんな風に思いたくなかった。

そんな些細でどうしようもないことで、「不幸」なんてレッテル貼って欲しくなかった。

だったら私は、自分の眼が悪いのを、一生不幸だって思って生きていかなきゃいけないの?

生まれ付きなのに。不幸のレッテルを貼るって、そういうこと。

ちなみに全力でほっとかれたしね…



仕方のないことかなと思います。

地元の友達で、その子自身が病気になってしまった子も

大事な人にそう打ち明けたら、その人を失ったって。

大事な人にはいざという時ただ傍に居てほしいだけで

何かして欲しいわけじゃない。そこまで背負わせるのは違うって知ってる

でも、不安になるのは仕方のないことなのかもしれないね。

あと当時の自分は不安に不安が重なって若干狂ってたので、怖かったのは理解できる。


信じる以外、出来ることがなかった。今もそれしかできない。

治る、大丈夫、そう簡単には死なない。

強く信じようとしてたのに

「ホントに大丈夫なの?もっと真剣に考えなよ」

なんて言葉に、つい不安にさせられちゃった。

ホントは、ただ一緒に信じてほしかった。


手術が終わって、薬物治療も終わって、退院後の検診でも異常がなくて

そこまでいくのを見るのも、もう息切れするくらい不安だった。

検診の結果を聞くって言われると怖かった。なんて声をかけていいかもわからないのも悔しかった。



話を聞いて、「大丈夫、そんなに考えることないよ」って優しく言ってくれた友達も居たけど

どうしても安心できなくて

混乱してばかりだった。




子どもの頃から持っている無邪気な幸せを胸に抱えたままで

一生が途方もないほど長いものだって考えて

温かい気持ちのままで過ごしたかったけど

そう言うのはしばらく姿を消した。




でもなんだか今日は

そういう温かい気持ちを思い出せます

冬の寒い風の中で一人で立っていても

気持ちの芯だけは温か

そんな気分


過去から続いてる大事なものが、どこかで突然途切れる、なんて

そんなことないよ

そうやって思えることがちょっとあったから。



今は一応、親は元気になって、前とほとんど変わらない生活を送ってます。

でも、病気はいつ再発するかわからないし、無理は禁物です。

正直、祖父母も色々心配です。病気の親に病気の祖父母を任せている、私は親不孝な娘です。

今だけはお願い、私だけの事を考えさせて。私の未来を考えさせて。

いいよ、大丈夫だよって

どこかで思ってくれてるって今は思えるから

多分安心したんだと思う。



急に元気にはなれないけど

ちょっとずつ未来に進んでいきたい。

これから先に続く果てしない人生が楽しく送れるように

毎日を信じながら
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