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どうもちぐです。先週は芸術にフィーバーしてた秋でした。


まずは海外DVD!

新宿ツタヤで借りてきたものの残り、フィンランド・タイ・アメリカの作品を観賞。

それぞれに短く感想を。


フィンランドの作品は「街のあかり」。

騙されても騙されても愛した女性を裏切らない、おひとよしの男の話。

ストーリーは驚くほどシンプル。俳優はというと、終始無表情。

とても硬質な印象の映画でしたが、それが異国情緒を感じさせます。

固い印象も、その中に灯るとてもかすかな暖かさを、最後にじんわりと残してくれて

繊細な感性を刺激してくれる作品でした。

そう言えば、昔見た「キッチン・ストーリー」という北欧映画も、

最初は硬質さがとても目立つのに、最後にはどこか暖かな印象が残るものでした。

こういうのが、この地域の特徴なのかもしれないですね。

もしかしたら、これって北欧デザインのアイディアにもつながるのかな?

最近流行っているものの、シンプルで冷たい印象がするので、好みではないのですが

その中にも、何かじんわりとした、かすかな温かみが込められているのかもしれませんね。

要調査ですね!



タイのものは「フェーンチャン ぼくの恋人」

ある男性の中に眠る幼い思い出のお話。

とても近い場所で時間を分かち合い、寄り添い合っていた女の子との淡い恋を、

少年が人の和の中へと踏み出す成長とともに、描いていく物語です。

タイ映画は初めて見ましたが、思ったより見やすかったです。

ヒット映画ということもあり、万人受けする構成なのかもしれないですね。

小さな恋人たちの、可愛くも切ない成長が良く描かれていたのですが、

個人的には、途中で何度か挟まれる、

いわゆる「ガキ」というような男の子達の寸劇が気に入りましたw

ばかだけど、無邪気で可愛いし、見ていて楽しい。

小学生男子の無鉄砲さを見て、子どもの頃の気持ちを思い出せました。



アメリカのものは、「アクロス・ザ・ユニバース」

ビートルズの曲に乗せた、ラブストーリー・ミュージカル。

60年代、父を探して渡米したイギリス人と、

ベトナム戦争で恋人を亡くしたアメリカ人が運命的な出会いを果たす物語。

ミュージカル・ライオンキングの演出家が監督している作品です。

演出の芸術性に拘りすぎたのか、

初見ではストーリーがわかりづらい部分が少々ありましたが、

それを忘れさせるほど、刺激的で素晴らしい演出ばかりでした。

さながら現代美術のようで、

最近なかなかない、「見たこともないもの」を見せてくれる作品です。

お蔭さまで、ビートルズの曲もちょっと好きになれそう。


というわけで

今回レンタルしてきたDVDは、全部良作でした!

外国のエキゾチックさを感じるのって楽しいね。

世界のDVD観賞、趣味になりそうですw



木曜日には日本民芸館と、日本近代文学館へ。

駒場だったので、場所は東大の近く…

駅で「あの子たち東大生だろうな…頭よさそ~~」とミーハーしてからの観賞でしたw


日本民芸館は、柳宗悦の蒐集した民芸作品や、

彼と親交の深かった作家の品が集まる美術館です。

最近、なぜだか民芸に惹かれ、また、少し勉強したいこともあったので訪問しました。

建物自体、柳宗悦が中心になって建てられたもので、

国の有形文化財にも指定されています。

それだけあって、さすがに趣味がいいというか、落ち着いていて温かみがあるのに、

とても洗練されている、という、不思議な魅力を持っていました。

日本人だったら、そこに居るだけで安心できる空間なのではないでしょうか。

この場所に行くだけでも価値があると思いますが、展示も素晴らしかったです。

企画展と常設展があり、今回の企画展では、朝鮮時代の絵画が扱われていました。

朝鮮絵画には正直なところあまり興味がなかったのですが、資料として興味深かったです。

朝鮮は日本と近く、文化が似ていますが、

色使いが違ったり、作品がダイナミックだったりという点で、

やはりどこか異国情緒が感じられます。

同じような宗教や思想を持っていたはずなのに、やはり感覚が違うんだなぁというのが

面白い所ですね。

常設展は全て良かったのですが、特に気になったのは、柳宗悦と親交の深かった、

バーナード・リーチ、河井寛次郎、濱田庄司の作品が扱われた部屋。

重厚、大胆、繊細。

日本の良さが一挙に詰め込まれている作品達でした。

ミーハーな性格なので、

ビッグネームというのはそれだけで「良いんじゃないか」と思ってしまうのですが

あまり感動することはないんですよね。

けれど、彼らの作品は非常に感動的で、うっとりするほどでした。

見ただけで感動できる「良いもの」ってあるんだな、と、嬉しい気持ちになりました。


もう一つ、個人的に嬉しかったのは

玄関を入ってすぐの棚に、地元の民芸品が置かれていた点です。

こんなに素敵な作品の集まる中で、一番最初の場所に地元の作品が置かれているのは

とても誇らしく、嬉しい事でした。

地元を誇れるというのは有難いことですね。


この民芸館には外国人や壮年の来場者が多く、

その方たちに配慮してか、休憩するための椅子が多く設置されています。

私がここに行って一番感動したのが、この椅子でした。

2階、吹き抜けの近くに、木製で背もたれつきの、味のある長椅子があるのですが、

普通、木製の椅子って、固くて座りづらいじゃないですか。

あまり長く座って居られる印象はないですよね。

でも、この良い感じの椅子、

ものすごく居心地が良かったんです!

体がすっと包まれて、そこに居るだけでゆったり落ち着けるんです。

木製の椅子で、あんなに快適な物には始めて出会いました。


そこで思ったのが、私が「民芸」に惹かれる理由ってこれなんじゃないか、ということ。

美しさだけを先走らせるのではなくて、

居心地の良さや快適さを提供するもの。

そうやって人を包むような優しさを持っているものだから、

こんなに魅力的に感じるのかもしれない。


私もそういう人で居たいし、そういう物を作りたいな。






残りの近代文学館と、

週末には横浜トリエンナーレにも行ったので、それについても書きたいのですが

今は他に考えたいこと上がるのでそれは今度。


さっき気が付いたのは、私はとても子供だったなということ。

いつも何かに甘えてばかりで、失敗するのが嫌で、

優しい言葉の中から出ようとしなかった。

気が付いていなかったけれど、

どこかで大人になるのを拒否していて

自立したいって思う割には怖がってばかりで

「やっぱり私じゃダメなんだ」って

努力もせずに諦めてた。

そんなんで前に進めるはずないのにね。


友達にOB訪問の紹介をしていて

客観的に、学生はどうするべきかって考えた時に

その子には偉そうに言えるのに

自分自身は、全然それをすることができていなかったって気が付いた。

いろんな理由をつけて、あれもやらない、これもやらない。

そういう毎日だった。

就活だけじゃなくて、今までの人生、ずっとそうだった。



私は自立したいってずっと思ってきた

一人前として社会で生きられるようになりたい。

だったらやらなきゃ。自分で動きに行かなきゃ。

私なんかダメだできない、って

言ってる暇なんてどこにもない。

あいつが、あそこが私を堕落させたって

人や環境のせいにしたってどうにもなんない。

負けていくだけだ。




努力できない、できないってずっと思ってたけど

私ってホント、一切努力してなかったなと思う。

一体自分には何が足りないのか、と考えてばかりいたけど

やっぱり「やらなかったこと」が一番でかいんだ

状況が過ぎるのを待つばかりで

何にもやろうとしない

進もうとしない

そんなつもりなくたって

そうだったんだから仕方がない。


いろいろあって疲れてたけど

もう元気だよ

たくさん時間をもらって、

足りないものは手に入れたはずだ。

だから、もう動かなきゃ。

それに、これからはもう、「疲れた」で止まることはできないんだ。

疲れて止まるのは死ぬ時なんだ。


もう心敗れたりしない。

何があっても絶対に負けない。

もう子ども時代は終わりだ。



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